この歳になるとライブハウスなんて体力的にもノリ的にもきつくなって、なかなかいかなくなってきたが今回は透明雑誌が出るというので参戦。
透明雑誌は台湾のナンバーガールって紹介されていたりするバンド。もしナンバーガールを和風ピクシーズと表現するなら透明雑誌は台湾風ナンバーガールといえなくも無いと思うが、彼らの一番の魅力は凄い楽しそうに演奏しているのが伝わってくるところ。フェスだけに色々なミュージシャンを見に来る客がいるためか最前列で見られた彼らのライブは見ていて熱くなれるけど幸せになれるものでした。
そして、今回のフェスで僕に強烈な印象を残したのがチッツ。
大阪の不細工4人組バンドでメタルディスコのPVが強烈だったのでライブを見てみたのですが、彼らのライブもなんかよかったです。江頭2:50みたいな動きをしながら何ともいえないびみょーな声質の声でシナトラのような歌い上げる歌唱法をするボーカル。やたらと枯れた侘しさすら感じる音のあまり動かないギター。やたらと強い眼力で客席を睨みながら結構太い音を鳴らすベース。ふてくされた顔で淡々とノンストップで叩き続けるドラム。
まぁ文字にするとアレなんですけど、なんかいいんですよ。歌詞も赤裸々で泣けて笑えるペーソスあふれるものだし、メロも意外とキャッチーで頭に残るしいいんだけど、何よりとにかく動くボーカルについ目がいってしまい、その方向性が合っているのか分からないけど全力で頑張っている姿は妙に心惹かれるものがありました。
あとは元サニーデイサービスの曽我部恵一も流石というライブをアコギ1本で見せてかっこうよかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=gz6-lmaiTII
http://www.youtube.com/watch?v=HnbJQcj69pk